今、私の会社の公用語は英語で上司も部下も同僚も外国人。会議も英語で行われ、レポートやメールも全て英語で作成。
そんな私も高校生の頃は英語の成績は10段階で2という間違いなく苦手教科でした、というかむしろ理系だったんで暗記科目は大の苦手。なのでリスニングで苦労している人の気持ちもとても分かります。
ただ、実際私の耳が英語耳になったのはテレビの聞き流しや音楽の聞き流し時にブツブツ独り言を呟いていて、それを単に繰り返し続けた結果、普通に会話出来るに至りました。
結論から言うと聞き流しと独り言をすることが有効!
効率的な英語耳の鍛え方は聞き流しと独り言、いわゆるシャドウイングが有効と言えます。
なぜならこれが最速のインプットとアウトプットになるからです。
具体的にはインプットとアウトプットの量をこなす事です。
聞き流しでインプット
何を言ってるかを”よく聴く”ではなく、言った事を”そのままを受けとめる”様によく聞き流し、止めずにひたすら聞きましょう。
聞いている時間を止めずに、出来るだけ長くするだけでも確実に耳は音を捉えていく様に慣れていきます。
英語の音を捉えられる様になるには、成果に繋がるまでそれなりの量が必要です。
しかしそれは個人差があるので、結局作業を止める事なく、最初はひたすら聞くのが大事です。
もし無意識に聞き流しをしても実は無駄になりません。
頭の中ではちゃんと音声の構築が微々ながらされており、無駄になってはないことがわかってるのです。(2019年の中国の北京師範大学とフィンランドのユヴァスキュラ大学の語学の”ながら学習”に脳波の変化の確認がされた研究で一定の効果が認められてます。)
人の集中力は一定の間続きますが必ず途切れる時がきます。
どのみち意識的にも無意識的にも、聞いている時間は無駄にならないのでたくさん聞くことが有効です。
もしどうしても気になる単語が出たら
この場合は調べましょう。
興味のボルテージが高くなった対象が出ることはとてもいい事です。覚える時の印象も深くなるので楽しさも増して良いと思います。
しかしあまり興味が湧かないものは効率的にはすっ飛ばしても良いと思います。もしその言葉が後々大事なワードだとしても、その時に興味が湧くと思うのでもしどうしても気になると思ったら調べるといいと思います。
独り言でアウトプット
そして同時にそのまま受け止めた音をすぐさま口で真似る様に、ブツブツと呟くことで音を自ら再現しさらにアウトプットする作業が出来ます。
ここがすごく大事です!
たまに口に出すことをためらって頭の中でやるから大丈夫みたいな人がいるのですが、
口で追っかける行為を省いてしまうと効果のあるアウトプットにはなりません。
なぜなら自分の声に出すことがしっかりとしたアウトプットになると同時に、2回目のインプットになるからです。
しっかり自分の口を使って音を出し聞いた音を再現します。これがアウトプット。
そして自分の発音した音を自分で聴いているので同時に2回目のインプットになり、記憶はより深く印象付けられるようになります。
質より量を。沢山が大事
できるだけ沢山エンドレスに聞く様に心がけましょう。
量をこなせばそれだけ聞いてきた音は蓄積されて徐々に聴きやすくなります。
最初から知ってる英単語も、知らなかった英単語も、音として覚えて反応できれば後付けで詳しく学ぶことが出来ます。
例えば日本語の例を上げると、
一昔前で言えば「忖度」と言う言葉がよく出てきました。みんなよくわからないので改めてメディアが意味を調べると、あーそんな感じなのかと改めて詳しく学ぶに至りました。このように日本語でも知らない単語がサラッと使われても、皆んな普通に聞き流していたと思いますのでこの感覚で流していきましょう。
聞き流しと独り言を沢山することで経験の相乗効果
以上のインプットとアウトプットを沢山することで、経験値が飛躍的に上がることが分かりますね。そのためには、時間的に止めない様にどんどん聞き流していけば結果効率的にとなります。
せっかく覚えたのに忘れてもいいの?
心配無用です。
なぜならどの道忘れます。
というより、覚えるためには忘れることが一つの過程であると言った方がいいでしょう。
記憶の定着は、思い出す行為でさらに印象深くなっていきます。
覚えたものを忘れる、そして思い出す機会が沢山あるので繰り返しが大事になってきます。
なかなかモチベーションを保てない
ぶっちゃけ保たなくていいです。
もちろん保った方が集中していいと思いますが、保たなくてもひたすら聞き流していれば頭に音は溜まるイメージなので大丈夫です。常に英語を聞き流すことで無駄にはなりません。
何から始めればいいか
悩む人はこれが一番の悩みだと思います。
しかし世の中英語が絡まない分野はないです。
何でもいいので、真に自分の興味のある事を持ち出して、それを題材にしましょう。
一般的なのはテレビや映画、音楽ですね。
もしそれ以外であれば、You Tubeの検索欄に英語で入力してください。
そうすれば、英語を使う外国人が作った生の英語が聞けるので、意味がわからなくても見れる映像をヒット出来ると思います。
まとめ
よく英語圏に留学した事ある人が、英語を習得出来ずに帰ってくる話しを聞きます。
これは実際起こっていて、何故なのかと言うと現地で聞き流しどころか英語を聞く環境なのに聞かない環境を自ら作ってしまい、そこで居心地良く過ごしたためだと思います。
具体的には、現地で日本人とだけ話したり部屋で日本語のメディアに浸ったりですね。
例えば、寂しいから友達とつるんでいるのに結局スマホに釘付け。みたいな。
大金使って望んだ環境を、自ら避けるというジレンマにハマっちゃう事ですが、これ結構人間の性だと思います。
結局人は、楽な方に逃げてしまうのが8割9割だと思います。
同じ様に楽しいとか面白いと思う方に流れてしまうのも、8割9割だと思います。
ここに鍵があって、興味や趣味趣向にうまく乗っけちゃうのが一番いい方法です。
前述しましたが、世の中どんな分野でも英語はほぼカバーされているので、チャンスは沢山あるので色々探してみましょう。
英会話は音楽に似てる
もし楽器をしたことある人なら分かると思いますが、ピアノなどの楽器では音階(ドレミファソラシド)を覚えたり、ギターならコードを覚えると思います。
その覚える過程は、何回も繰り返し繰り返しが基本である様に、自分の耳と口を使った英会話も、またその音のコントロールすると言う点で、楽器学習と似てると言えるでしょう。
楽器いらずで口で奏でる音楽みたいな感じで、発音にこだわるのも個人的にはおすすめです。
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