フロントの会計業務ってどんなの?
一口に会計と言っても色々な意味がありますが、フロントではチェックアウト業務がそれにあたります。
でもそれはお客さんに対する会計であり、いわば外に向けた会計作業です。
ホテル側の売り上げを締める作業もフロントが行う会計作業の一つですので簡単に解説します。
フロントでの決済方法は大きく三つ別れます。
- 現金のやりとり
- クレジットカードの決済
- 後日請求などの売掛
現金のやりとり
時代の流れから国によってはキャッシュレスの差が大きく違うのですが、将来は無くなっていくのが現金授受です。
しかしながら日本では今でも根強い現金による社会構造がなかなかキャッシュレスに移行できないのが現状になってます。
売り上げた個別の数字と合計額が正しくなくてはいけません。
データと実際の収益が一致してるかどうかを締め作業で確認します。
お釣りあげ忘れないでね!
クレジットカードの決済
Visa,MasterCard,American Express(AMEX)を始め日本のJCB,Diners,中国銀聯カード(Chinese UnionPay)などが有名なところでしょうか。
クレジットカード決済は会社ごとに同じように金額確認をします。
後日請求
所謂“売掛”ですね、会社であったり第三者であったり本人には払わせないで!というパターンに使われる決済を売掛や第三者請求であったり信用が確定されてるケースで処理し後日経理が請求作業に掛かります。
申請したセールス側の依頼があり発生するケースなどがあります。
その他もクーポン、ポイント処理などを売掛と組み合わせた処理や外貨両替の精算等も存在しますが全ての会計は其々の根拠を持っている事が重要です。
でないと不正のもとになっちゃうもんね。
加算機でしっかり計算
それぞれの売り上げを最終的に下の様な加算機と呼ばれる機械を使って〆ます。
対象の金額を計算しながら印字してくれる機械ですね。
これを使い控えのレシートの合計とホテルオペレーションシステム上の自分のアカウントの合計が合致すれば問題なし。
ズレていれば何かしらの問題がある可能性があるので、原因を探します。
フロント会計業務まとめ
以上の通り、フロントの会計業務では数字を見て判断する感覚を鍛える事が出来ます。
簿記などを並行して勉強することで、お金の収支についてを学ぶことも出来るので経理への入口としてもお勧めです。